
文理学部
前職:流通・小売
家族が地方公務員だったのですが、大学卒業時にはあまり興味がありませんでした。食にまつわる出来事に以前よりも関心を持つようになったことと、今までと違った視点から日本の食全体に関わりたいと思っていたところ、農林水産省の求人に出会いました。
出産後、自分の今までのキャリアを活かしたいと考えていたとき、農林水産省の選考採用の求人を見つけました。祖父母の暮らす地域がかなり山間部で、食品アクセス問題が身近であったこと、また出産前は小売業界、青果物に長く関わっており、かつ祖父母が農業従事者であったこと、祖母が料理上手で花好きといった背景があり、農林水産省で食と農林漁業にまつわる仕事をしてみたい!と思いました。
どんな切り口であれ、「食」への強い興味関心と、学び続ける姿勢は必要だと思います。また、農林水産業に限らず、様々なニュースや社会問題、身近な疑問へのアンテナを張っていると、「おお!」と思える発見があって、楽しいです。どんな経験でも、必ず仕事をするうえで大事な財産になります!無駄な経験は何一つないと実感しています。
入省のきっかけであった食品アクセス問題について、主に物理的アクセス(地元小売店の廃業等を理由に食料品の入手に不便のある方等)の面から、調査や関係省庁との連絡・施策のまとめ等に携わっています。また、小売の団体を所管しているため、それにまつわる諸業務を行っています。
生活するうえで切り離せない「食」に携わる仕事なので、自分の生活と地続きになっていることが分かりやすく、面白いです。私は運良く、自分の志望動機に挙げた仕事に関わることができているので、その問題の背景や、省としてどんな施策を打っていくのかの過程に触れることができ、やりがいがあります。
経験が浅く、あまりこれといったものがなくて申し訳ないのですが、今までは自分の会社、職場単位でしか捉えてこなかったこと(例えば流通の仕組みなど)について、全体を俯瞰して何がどう関わっているのかを見られるのは国の機関ならではだと思います。だからこそ、より消費者や現場の立場、現状を忘れずに仕事をしなければならないと思っています。
「好きなところ」にも通じますが、あたたかい雰囲気の方が多い印象です。挑戦してうまくいかなくても、それをどう次に活かすかを考えさせてくれる環境です。他方、業務外の時間には面白い方がたくさんいます。教えてほしい、と声を上げれば答えやヒントをたくさんいただけており、ありがたいです。
いろいろな意味で知識不足だと痛感することが多いので、まずは貪欲に何でも学び、やらせてもらって身にしていこうと思っています。これをやりたい!という明確な目標よりも、「食にどの観点から携わっているか」をどこの部署に行っても意識しながら、業務に取り組みたいです。
様々な面での知識が豊富な方が多く、勉強になることばかりです。また、若手・中堅等の年代に関わらず、新しい試みにもチャレンジできるのが良いなと思います。個人的には書店があることが嬉しく、時間が空くと散策しに行ってリフレッシュしています。(前職は職場に食堂がなかったので、美味しいごはんが食べられるのもポイントです。)
終業後は一分一秒が惜しく、保育園の迎えに行ってからお風呂、夕食、寝かしつけ、その後の家事諸々までバタバタで、反省しきりです。その代わり、休日は子どもと公園に行ったり、パズルをやったり、料理をしたりしてのんびり過ごすようにしています。最近は、私が好きなアニメの映画版に子どももハマってくれ、一緒に見られるのが楽しいです。