INTERVIEW 12
永島 瑠美
林野庁 林政部 木材産業課 課長補佐
平成18年入省/Ⅰ種農学Ⅲ
農学部

CAREER

平成18年4月
入省(林野庁林政部林政課)
平成19年4月
上川南部森林管理署業務課
平成20年4月
宗谷森林管理署礼文森林事務所
平成22年4月
林野庁林政部木材産業課
平成24年4月
育休(~平成26年10月、平成27年1月~平成28年4月、平成30年7月~8月)
平成30年10月
林野庁林政部木材産業課
令和2年4月
林野庁森林整備部治山課
令和3年12月
林野庁林政部木材産業課

Q1

親が地方公務員で「公務員」になんとなく関心がありましたが、我が国が抱える課題に対して、法律や制度、予算執行などを通じて、自分がこれまで経験したことの無い「国」レベルで影響を与える仕事ができるという点から、自分も携わりたいと興味を持ちました。

Q2

登山が好きで山に関わりたい、また、私達の生活に欠かせないいわゆる公益的機能(特に地球温暖化防止機能や水源涵養機能)を発揮する森林の維持・管理に携わりたいと考えており、修士1年で公務員試験勉強を始める際に、大学で学んだことが生かせることと現場での仕事もできることから、林野庁で働きたいと考えました。

Q3

国家公務員は激務といったイメージがあるかもしれません。担当する業務によっては時期的に忙しくなることもありますが、上司や人事担当とも相談できますし、バランスの取れた働き方ができる環境です。山に入ると気分が上がる、木を切った時の匂いが好きという方、ぜひ林野庁で一緒に働きましょう。

Q4

森林資源の充実や木材に対する需要の変化などを背景に、業界構造の変化が起きています。また、いわゆるウッドショックなども経験し、国産材のより持続的・安定的な供給体制の強化が求められています。こういった中、川上(素材生産事業者)・川中(木材加工・流通事業者)・川下(建築事業者)といった連携が欠かせず、それぞれの立場間での相互理解や、森林資源の持続性の確保に向けた連携の取組を推進しています。

Q5

国の行政という立場柄、現場に留まらず、地域、研究組織など様々なチャンネルを通じて大好きな山や木材のことを学べ、得た知識と経験豊富な上司の意見を自分の頭で咀嚼し、森林・林業・木材産業の課題解決に向けて何をすべきかを総合的に考えられるところです。

Q6

国有林の現場では北海道の礼文町に森林官として、島に職員一人で赴任しました。歴代森林官の活躍を地元の方から聞くとともに、毎日町役場や地元の自然保護組織の方を訪ね、情報交換や林地の管理についての相談を受けました。プライベートでは地域のイベント参加に声を掛けていただきました。地域にとって森林官は重要な存在であることに気づかされるとともに、人との関わりを非常に温かく感じた経験をしました。

Q7

実に様々な生い立ちを持つ方が集まり、2~3年周期での異動で新たな人間関係を全国に構築できます。登山や冬山、虫好きな方も多く、アクティブな方が多い印象です(もちろん、インドア派の方もいます)。女性職員も多いですが、最近は共働きの男性職員の家庭との両立についても相談しやすい雰囲気です。

Q8

森林・林業・木材産業と異業種分野との様々な観点での関わりが見られます。こういった動きをより効果的に取り込み、業界の力にするためには、幅広い視野・視点を備えることが必要と感じており、これからも勉強を継続していきたいと考えています。

Q9

組織力が非常に強いところです。政策を立案する際には、班長から総括、課長まで組織として同じ方向を向いて、また、意見交換しながら一つのものを作り上げていきます。もちろん、自身の考えについての上司への提案、相談も気兼ねなくできます。

OFF TIME

休日はこどもの習い事に付き合うことが多いですが、時々家族デーを設定し夫婦・こども揃って出かけます。こどもにも自然を好きになって欲しいので、近隣の山登りを企画することもありますが、疲れる~と反応はいまいちです(が、私自身は楽しんでいます)。

OTHER PERSON