INTERVIEW 09
川池 将人
経営局 経営政策課 経営専門官
平成25年入省/Ⅰ種経済
教養学部

CAREER

平成25年4月
入省(水産庁漁政部漁政課)
平成27年7月
大臣官房秘書課
平成29年4月
政策統括官付農産企画課
平成31年1月
大臣官房秘書課(大臣室)
令和元年9月
食料産業局産業連携課
令和3年4月
内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室
令和3年7月
経済産業省貿易経済協力局貿易振興課
令和5年6月
経営局経営政策課

Q1

香川の田園地域で生まれ育ち、地方における人口減少や高齢化、農林水産業をはじめとする地場産業の活力の低下を肌で感じる場面が多々ありました。こうした中で、地方に関わる仕事、地方から日本を元気に、そして面白くしていくような仕事に携わりたいと考え、日本全体のルール作りを通じて、広く地方を含めた日本全体に関わることができる国家公務員に興味を持ちました。

Q2

官庁訪問を通じて、農林水産業や食品産業は地方の主要産業の一つであるとともに、全国どこであってもその地域の歴史や文化と結びついた面白さがあると再認識しました。このため、こうした食・農関係の産業の活性化を通じて地域活性化、地域定住に貢献できる農林水産省に決めました。

Q3

入省して感じたことは、食・農というしっかりとした軸を持ちつつ、地方から海外まで幅広く業務に関わることができる点です。こうしたところは、農林水産省ならではの魅力なのではないかと思います。

Q4

農業者が減少する中、どうやって将来にわたって「人」と「農地」を確保していくか、その中でも特に「人」、すなわち農業の担い手の育成・確保に関する政策の企画・立案を担当しています。現在、各市町村の皆様に、地域での話合いにより目指すべき将来の農地利用の姿を明確化する「地域計画」の策定を進めていただいており、その策定を後押しすることも重要な仕事です。

Q5

自分が一つの仕事をとことんやりきった時にやりがいを感じます。それがその後自分が思い描いたような方向に少しでも進むと面白いですね。

Q6

入省して5~6年目に米政策改革を担当しました。いわゆる「減反」の廃止ですが、我が国の主食であり、誰もが毎日のように食べている米について、何十年と続いてきた政策を転換するという経験は、農業政策が大きな転換点にある農林水産省ならではなのではないかと思います。

Q7

「食」という国民生活と密接不可分なものを所掌し、農林漁業者、食品産業や関連産業の事業者、関係団体、消費者など利害関係者も幅広いので、誰とでも、相手と同じ目線でうまく調整しながら物事を進めていくようなマイルドな方が多い印象です。

Q8

我が国を取り巻く状況は厳しさを増していますが、食の分野に目を向けると、例えば、農林水産物・食品の輸出額は1兆円を突破し、更に増加が続いています。私は、まだまだそのポテンシャルは大きく、「勝ち筋」をうまく伸ばしていけば、今後我が国経済を牽引する産業の一つにもなり得ると信じており、そうしたことに関わっていきたいと思っています。

Q9

何より「食」に対する情熱を持っている人が多いです。料理、食べ歩き、旅行、釣りなど切り口は様々ですが、職員それぞれがこだわりを持っており、いつもそうした話で盛り上がります。

OFF TIME

趣味のテニスやゴルフのほか、最近は家で子どもと遊んでいることが多く、子どもの成長を見ることが仕事に対するモチベーションにもなっています。料理系Youtuberの動画を見ながら料理を作って、家族に振る舞うことにもはまっています。

OTHER PERSON