INTERVIEW 06
梶山 寛喜
輸出・国際局 総務課 国際政策室 係員
令和2年入省/一般職行政
法学部

CAREER

令和2年11月
入省(大臣官房国際部国際経済課国際戦略グループ)
令和5年5月
輸出・国際局総務課

Q1

前職では民間企業にいたのですが、対価を持たない人にもアプローチできる仕事がしたいと思い転職を決意しました。地方で公務員になることも考えたのですが、親の転勤であちこちで育ったこともあり、ひとつの地域には絞れませんでしたし、キャリアの中で海外との接点も持ちたいという思いがあり、国家公務員にこだわりました。

Q2

説明会に何度も参加して、どの案件でも興味を持てそうだなと思ったことがきっかけでした。特に、全国に広がる農村地域と海に囲まれた国境の向こうとを同時視野に入れている省なら、どこに異動になっても新鮮な気持ちで続けていけるだろうと思いました。官庁訪問の際には農林水産省を第一志望に置いていましたが、「朝はパン派ですかお米派ですか?」と聞かれて「お米派です!」と答えた瞬間には入省を決めていました。

Q3

「胸を張って仕事をしたい」「民間企業では手の届かない機会を得たい」というようなことを考えている方にとってはぴったりの仕事です。特に、海外との接点を持ちたいという人にとってはありとあらゆるルートでアプローチできるので、目指す価値はあるのではないでしょうか。

Q4

海外からの要人が政務三役を訪問する際の対応や、大臣の海外出張を支える仕事が中心です。外交儀礼等を踏まえつつ臨機応変な対応が求められる一方、時差や機材の重さに負けない体力が必要な場面もあります。コロナ禍以降は国際会議もオンラインでの開催が増えたので、通信環境の整備や他課へのアドバイスも仕事の一部です。

Q5

自分の頑張りに応じてチャンスが巡ってきたとき、そしてそれが次の仕事に活かせたときは頑張ってよかったなと思います。入省後、国際部(現輸出・国際局)に配属され、そこで国際会議の運営等に参画したあと、8か月の語学研修の機会をいただきました。帰国後はすぐG7やG20の会議に随行させてもらい、そのときに研修の成果を業務に活かせた手ごたえがあり、いい循環ができていると感じました。

Q6

宮崎県で開催されたG7農業大臣会合でレセプションを支援させていただいたとき、国のプライドをかけて食事を用意するという現場はここでしか経験できないなと感じました。大きな国際会議では、各国が到着した夜に夕食会を開催するのですが、“食”を担当する政府代表が各国から集うとなるとそこへの思い入れはひとしおです。国内の様々な方の想いを込めつつ、各国閣僚のことを考えながら食材について検討できるのは農林水産省職員だけだと思います。

Q7

あまり棘のある人がいないところがいいところだと思います。困っているときに気づいて手を差し伸べてくれる方が多いです。また、公務員は雰囲気が落ち着いている人が多いイメージがありますが、その中でも特に農林水産省は、研究者気質の穏やかな方が多い気がします。ただ、海外出張や国際会議などでタフな場面に遭遇すると、そういった人達がいかに頑丈さを兼ね備えているかにいつも驚かされます。

Q8

引き続き海外とのつながりは持ち続けたいと考えています。学生の頃から漠然の海外への憧れはあったのですが、まさか転職先でこんな仕事があるとは思っていませんでしたし、語学をもう一度鍛えられるチャンスを得られるとも思っていなかったので、突然道が開けたような気持ちでいます。一方で、まだまだ知見の積み上げが足りていないと感じる場面もあるため、地に足をつけて頑張ります。

Q9

バックグラウンドにかかわらずチャンスがもらえるところだと思います。前職は民間で全く関係ない業務をしていたのですが、強い希望がかなって語学研修にも参加できました。海に囲まれた国で食を所掌する以上、他国との付き合いは避けられないからこそいろんなチャンスが転がっているし、目指せるものがあると思っています。

OFF TIME

最近、前の部署の上司からテニスに誘っていただき、月に数回コートに足を運んでいます。職場以外でもストイックに活動されているのを見て背筋が伸びる思いです。また、入省してからちゃんと買い物に行くようになった気がします。食材の値段や産地に目が行くようになったので、スーパーを回る時間が長くなりました。服を買うことも増え、気温が極端な出張先に備えてアウトドアショップを巡回しています。

OTHER PERSON